1.腸内細菌の集まり、「腸内フローラ」
先日テレビの放送で「腸内フローラ」についての特集があった。
【腸内フローラとは】
ヒトの腸内では常に多種・多様な腸内細菌が増殖しています。これらの多様な菌が集まった微生物群衆を「腸内フローラ」と言います。
(参照:腸内フローラ | ヤクルト中央研究所引用)
この腸内フローラには様々な作用をもたらす菌がいます。代表的なのが善玉菌と呼ばれるもので、免疫力を高めるものや、腸疾患に関わるような悪玉菌と呼ばれるものまでが腸内細菌にはあります。
ここで、いろいろと調べてみると、「デブ菌」という気になる記事を見つけました。
1-1.クロストリジウム・ディフィシャルの治療から発見された事
これは、クロストリジウム・ディフィシャル細菌感染症がある。これは、大腸の炎症で下痢を生じます。
通常とは違う細菌の増加によって起こり、抗生物質の服用が原因で起こる事が多いです。
症状としては、
- 軟便
- 血性の軟便
- 腹痛
- 発熱
などが挙げられます。症状が重くなると命に関わる事も。
実はこの感染症の治療法として、偏った腸内細菌増加を改善するために、健康な人の糞便抽出物を移植するという方法が注目されているというのだ。
そして、この移植治療によって思わぬ事が発見されたのだ。
1-2.「デブ菌」の存在
「肥満の人からの抽出物を移植された人は短期間で急に太り始める」というのだ。
また、別の大学がマウスで実験した結果。
マウスでも同様に「肥満マウスから移植したところ、正常体重のマウスの脂肪量が著しく増えたというのです。
この結果によって、人には肥満になる腸内細菌、「デブ菌」が存在するのではないか?という事だ。
まとめ
これまで肥満になる事の無かった人が、この糞便移植によって数か月で肥満になるという事は、腸内には「デブ菌」が存在するという事に繋がるのではないのだろうか?
今後、どの菌がそれにあたるのかということを突き止めて、その活動を制御できれば「ダイエット」をコントロールすることが出来るのではないか?
情報元記事:
どうやら「デブ菌」が現実に存在するらしい、肥満者の糞便移植で受けた人が急速に肥満に | Medエッジ
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